近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

丸の内仲通りガーデニングショー2011 施行作業

作成者: 寺下 真司|2011年10月19日

10月17日夜〜19日の朝までの夜間作業で、今回の丸の内仲通ガーデニングショーの出店作品を
作り上げました。

その完成までをご紹介します。
まず作品の外枠を木材で作っていきます。
大きさは幅6m、奥行き1.5mの約3坪のスペースです。
次に以前に組み立てておいた石の塀をまっすぐ据え付けていきます。
この石は横幅1.5m、高さ 1.2m、暑さ7cmもある大きな石です。
次に石積みをこの場で組み立ていきます。
石積みの完成したものをみて、通りすがりの方から、
「これ、組み立ててもってこられたんですか?」
という質問もありましたが、
この場で石を一つ一つ選び、積んでいきます。
今回の作品の山場でもあります。
2日という短期間の作業ですので、
皆集中して石をどんどん積んでいきます。
次に瓦。
今回の瓦は新しい瓦を使用せず、
実際に屋根に使用されていた古い瓦を積みます。
新しい瓦もよいのですが、古い瓦を使用することにより、
長い年月、厳しい環境で鍛え上げられ、いい味が出ています。
10月というのに、むし暑い東京でした。
皆汗だくになりながらも一日目。
予定よりも作業を進めることができました。
一日目の作業が終わり、宿泊場所に戻ったとき、
少し車を移動しようと再度エンジンをかけようとすると、
う、う、動かん!!!
え!まじかい!!
ということで、レッカーでディーラーさんまで搬送。
おかげで、社員共々日中ゆっくりできなかったのですが、無事修理完了。
私事を含め、レッカー移動、今年で2回目。
なかなか経験できません。。
2日目の夜。
作業前に丸の内をうろうろしていると、花のきのこに遭遇。
何気ないオブジェですが、おしゃれな空間を演出しています。
ちなみにこの花、造花でした。
では、2日目作業開始。
石で花やトンボを作るために、材料を選んでいるところです。
たくさんの花々でお化粧をしていきます。
今回、なでしこ、菊、バラ、りんどう、大文字草などを使用しました。
2日目の作業は4時頃に終了しました。
後は21日の結果発表を待つのみです。
コンテストの結果、どうこうよりも、
2日という時間の限られた中、また夜間の作業という慣れない環境のなか、
協力し、今回も無事作品を完成できたことがうれしい限りです。