近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

温故知新を思う

作成者: 松本 友香里|2018年5月31日

 

こんにちは。

最近は気候も不安定な日が多く、いよいよ梅雨入りの兆しが感じられますね。

ブログの冒頭で、季節に関する話をさせて頂くことが多いので、

一週間経つごとに書くことが変わり、めまぐるしく気候が変化しているのがよくわかります 🍃😺

 

私は先週のお休みに、かねてより行きたかった彦根市に行ってきました!

大津から車で1時間強、のどかな道を走ってまずは彦根城へ。

 

 

 

私はお城の知識にはあまり明るくないのですが、お城の石積みには圧倒されます。

近江庭園の造る庭も石積みが魅力のお庭が多いですが、限られた空間の中で石積みの魅力を発揮している庭の石積みとはまた対照的に、お城の石積みには何より大きさ、豪華さや荘厳さ、お庭の中にある石積みとは正反対のような魅力がありますよね。

 

 

琵琶湖を臨む天守からの風景はとても素敵でした。

何百年も前の建造物が残っている貴重さを理解することや、瓦一枚に至るまでこだわる職人たちの意匠の凝らし方は、現在私がしているお庭の仕事でも見習うべき点だと思います。

 

 

彦根城の隣にある玄宮園という大名庭園は、彦根城を借景とし入り組んだ池と島とで形成された回遊式庭園でした。

 

 

大名庭園など、現在私たちが仕事で作っているお庭とはスケールや趣向が異なりますが、自然を楽しみたいという思いで作られていることは共通するのだろうと思うと、今も昔も人が庭に求めているものというのは普遍的で変化がないのかもしれません。

 

 

時代が変わるにつれて新しいものはどんどん増えますが、

その中で変わらない価値に目を向けていくことがいま必要なことなのかもしれないと考えた休日でした。

造園の仕事の中にもそういう部分を発見できる職人になっていきたいです。