近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

女性技能士の会 @近江庭園

作成者: 松本 友香里|2018年6月7日

 

こんにちは。

とうとう本州も梅雨入りし、蒸し暑い日が続いていますね。

梅の実が熟す頃に降る雨、という由来で「梅雨」と言います。

去年は梅の実でジュースを作ったのですが、今年も梅ジュースでじっとりとした暑さもさっぱりさせたい気分です 🌂😃

 

 

先週の日曜日、近江庭園には日本全国から多くの女性技能士の方が集まり、会長と共に庭を学ぶ機会がけられました。

私も近江庭園に来られた皆さんをお出迎えするべく、少しの時間ですがご一緒させて頂きました。

 

 

お座敷に集まり皆さん熱心に会長のお話しを聞いています。

私も毎日見ているお庭とはいえ、改めて会長からこのお庭のお話しを聞くことがなかったので、私も興味津々で耳を傾けていました。

 

雑木や山石をメインに、一般的に名木、名石と言われたものは使わず、自然に近い形で庭造りに取り組んでいる会長の造るお庭は、建物の内から見た時にもまさに森の中にいるような気持ちを起こさせるお庭です。

 

 

お庭に使用されている岬灯籠は桂離宮の大改修の時に頂いたものだったり、お庭の門近くの石積みの石は河川の石を使用していたりと、お話を聞く中でさまざまな箇所に意匠が凝らされているのがわかります。

若い頃から会長の感性や技術が一貫して現在まで繋がっていることがわかります。

 

会長は常々「建築と庭の調和が大切」と仰られます。人間の暮らしと自然がどこまで共存できるのか、というところが庭造りの面白さであり、大切にしなければならない点だと教えていただきました。

 

技術面では遠く及ばないですが、会長の考え方やお庭への真摯な態度に触れると、技術以外の面でも成長しなければならないと思わされます。

 

 

女性技能士の皆さんも会長の造った近江庭園のお庭を熱心にご覧になり、沢山質問をしていらっしゃいました。私も初めて聞くお話しばかりだったので、終始頷きながら話を聞いていました。

 

 

 

女性技能士の方が自分以外にも沢山いらっしゃり、この造園業界で活躍されていることは私にとってとても励みになり自分も活躍したいと改めて思いました。

 

日々のことを丁寧にこなす、それを目標に一歩ずつ会長の庭造りへの思いや技術を自分のものにできるようにしていきたいです。