近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

TIFG6日目:4月10日

作成者: 寺下 真司|2010年4月11日

今日は暑かったですね!!

ほんと夏ですよ。夏!

ですが、昭和記念公園には、最後の花見を楽しむ方で、ごった返していました。

夕方ごろには、大学生と思われる集団が、お酒を片手に、楽しそうに騒いでいました。
羨ましさを殺しつつ、作業作業と言い聞かせ、今日も一日を終えました。

今日は、昨日の石積みの続きから。

途中ですが、こんな感じです。

このブルーの服を着ているのも、女性職人です。弊社には只今3人の女性職人がいます。
数年前に、技能五輪大会の造園部門、香川県大会にて、見事銀メダルを獲得しました。
7年目を迎えており、まだまだ勉強中ですが、手際よく石を並べていきます。

昨日の苔に引き続き、山野草(さんやそう)を少し試験的に植えてみます。
山野草も非常にデリケートなため、すべてを植えてしまうと、みなさんのお目にかかるときには、ちょっとしんなりと弱ってしまう可能性があるため、ギリギリまで待ちます。

そして、飛び石の修正。
少し数がすくなかったので、いくつか追加します。

彼は1年半前に、劇的な転職をし、弊社にやってきました。
前職は海の中で仕事をしていました。 いわゆるダイバーですよ。始めなぜ海から陸へ?とびっくりしたのですが、
ある事をきっかけに「庭」の素晴らしさに魅了され、弊社にやってきました。
まだまだ未熟ですが、やる気だけは誰にも負けません!

昨日社長が作業をしたこれ。なんでしょうね。。
もう少し考えてみてくださーい(笑)

昨日ひいていた線にそって、この植物を植えていきます。

この植物、私たちは、タマリュウと呼んでいます。

よくリュウノヒゲとお聞きすることがありますが、リュウノヒゲはタマリュウよりも少し葉の長いものを私たちは呼んでいます。

休憩時間を利用して、今の作品の状態を高いところから眺めています。

ここで社長が一言。

「庭は、上から眺めるのが本当の姿。下から眺める庭が多くなっているが、本来は上から眺めてるようにつくらなんあかん。」

んー、なるほど。勉強になります!