近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

最後の1秒まで全力で最高の庭を作る World Skills 2015 最終日

作成者: 寺下 真司|2015年8月16日

いよいよ4日間に渡るWorld Skills 2015も最終日を迎えました。

今日は日本からも応援団が駆けつけ、日本チームとして一丸となって

最後の1秒まで諦めずに戦います!

今日はこの状態からスタートです!
昨日予定していたウッドデッキ、飛び石の据付作業に加え、
石組み、川・池の製作に取り掛かることができ、他のチームよりも
一歩リードしての状態で最終日を迎えることができました。

主な今日の仕事は、このたくさんの植物を庭の中にバランスよく配置しながら、
植栽をしていくこと、また池・川に水をため、循環させることです。主な植物は日本でいうところ観葉植物です。つまり私たちの庭づくりのお仕事の時には使用しないものばかりです。国が違うと人・言葉だけでなく、そこに育つ植物も全く違います。この植物の色合い・高さ・風合いを考えて庭の中に植栽していきます。

こちらは日本でもよく見かけるタマリュウ(写真右部)です。

タマリュウはどこにでもあるのねと関係者で話をしていました笑

だんだんと出来上がってきましたが、終了時刻が刻々と近づき、残りあとわずかです。

最後の一秒まで、この空間を最高の庭にするために、2人が力を合わせてラストスパート!

終了の瞬間。自分たちの力を出し切り、なんとか完成させることができました。

応援団もほっとした表情です。

こちらが石見・神藤が4日間をかけて全力で作った庭です!

もっと時間があれば。。。というのが本音ですが、
若干21歳の二人が自分たちで考え、自分たちの力だけで作った庭。
よくここまで仕上げた!!と今は褒めてあげたいです。


昨年の11月に愛知で開催されました日本国内予選から約8ヶ月準備・練習をしてきましたが、ここまで2人が成長できたのも、
いろいろな方にご支援をいただき、応援していただいたからだと思います。
本当にありがとうございました!!


他の国もそれぞれ完成度の高い庭を作っています。
結果は日本時間の17日早朝に発表されます。結果はまた分かり次第、
こちらでご報告させていただきたいと思います。