近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

岡山県津山市にて新しい庭づくり

作成者: 寺下 真司|2015年10月15日

みなさん、こんにちは。更新をしばらくお休みしておりました。

さて先日から新しい庭づくりが始まっています。
場所は岡山。弊社から片道約3時間。

樹木・石・その他の材料を吟味した上で運びます。
先日も兵庫県丹波市にてお仕事をさせていただいたのですが、
今回は約1時間さらに西の現場です。

この建物、ある工場なのですが、よくこの工場の設備を見学目的に
お客様がこられるとのことで、玄関近くに庭を作ります。

最初はこんな感じ。何もありません。

このスペースを利用して計画します。

こんな感じに仕上がる予定です。

さて先ずは庭を作る場所の枠作りです。
今回は御影石の細い縁石を形にそって並べていきます。

だんだんと出来上がってきました。

こんな細かいところも加工して据え付けます。

庭を作る際にいろいろなものが障害になります。

たとえば水道の地中管だったり、排水の枡だったり、雨樋だったり。。

その障害となる物を、単に「邪魔な物」として考えるのではなく、
その障害物をうまく利用することを考えて設計・デザインすると
何も障害がないようなところに庭を作るよりも作りやすかったり、
面白い形に出来上がったりします。

今回は、大きな穴。ここには浄化槽が入ります。
場所が山深いところのため、どうしても浄化設備が必要になってくるためです。
浄化槽は簡単にいうとコンクリートの塊のような物です。厳密には違うのですが笑。

この場所をうまく利用していきます。