近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

ハードとソフト。両方大切。

作成者: 寺下 真司|2016年3月23日

私実は、アップル社が好きなんです。
いきなり何!!ってな感じですが。

毎年数回あるアップル社の新製品発表会はワクワクします。
どんな製品が発表されるのだろう。どんな機能が追加されるのだろう。
今使っている製品はどのように使いやすくなるのだろう。

と、いつも期待に胸を膨らませています。

この記事を書いている途中も、二歳の娘が膝の上にやってきて、
PCにあるアップル社のロゴをみて、「りんご!!」ってつぶやいていました。

もちろんアップル社の製品や機能が好きなんですが、
それらが生み出されるまでの考え方がすごく好きだったりします。

特にハードウェアと同時に、それを使いやすく、性能を十分に使い、
人々の生活を変えるソフトウェアも同時に設計する!!という考え方です。

少し話しは違うかもしれませんが、私たちの業界でも同じと思います。

ハードウェア=庭そのもの、庭のデザイン、職人の技術
ソフトウェア=お客様の思い、デザイナーの思い、職人の思い

よくデザイン、デザインとよくいわれますが、私たちはデザインそのものだけでなく、
そのデザインに至るまでの考え方に重きを置いて、何度もプランを考えなおしたり、
そのデザインを形にするモノづくりの職人さんたちの思いや技術があってよりよい仕事ができたり、
そして何よりも、そこにお客様の期待や思いが一緒になると単なる
いいデザインのお庭とか、すばらしい技術がつまった庭というだけでなく、
お客様やお客様の家族、そして作り手の私たちにとって特別な時間の流れる空間となります。

最近、滋賀県・京都府以外にも様々なところからお問い合わせをいただおります。

建築完成間近のご依頼や、今設計段階でこれから建築をされる方のご依頼など様々ですが、
完成時の表面的なお庭のハード面だけでなく、
完成に至るまでのいろいろな方の思いが詰まったソフト面も
大切にしながら仕事ができるといいなと思う、今日この頃です。