近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

いろんな工事も駆け抜けて

作成者: 松本 友香里|2019年12月8日

こんにちは。

こんにちは。

一昨年のブログの記事で紹介していた黄色い葉っぱのドウダンツツジを、覚えている方はいらっしゃいますでしょうか?今年はとても綺麗に色づき、寒い日でも燃えるような朱色が目を惹きます。後ろに植わっているカシの木を今年は思い切り剪定したので、日照が確保されたため見事に紅葉してくれました。

葉の上部は赤く、下に行くほど橙色になっていくグラデーションが自然な鮮やかさでじっと眺めてしまいますね。

 

色々な工事をこなし、

こちらの工事と並行して私たちは様々なお庭の工事をこなしていました。

その一つとして、以前八尊仏を据えたお寺の墓地の土留め工事をしておりました。この墓地、実は山の上にあり、資材は全て山の上まで手運び、重りを付けて登山をしているようなものです。

体力作りにしてもとてもハードな作業でした!

私たちはこの工事でより強靭な筋肉を手に入れ(笑)、ご先祖様たちのお墓を守るための壁も無事に完成し、地道な作業でしたがとても良い仕事だったと思います。お庭づくりのような仕事でないですが、より快適な空間を造るというのも大きく造園という仕事の一つなのだな、と感じます。

 

こちらの現場も小さなお庭ですが、お施主様が元々お持ちだったものを使用して安らぎのスペースを造りました。

小さなスペースでもお施主様の生活に少しでも潤いがプラスされると、私たちの仕事により意義と張り合いが生まれますよね。工事の大小に関わらず、お施主様にとっては何か思いがあってご依頼してくださいます。私たちの仕事がその思いに100%応えられるように一生懸命取り組んでいきたいですね。

さて、今年も残りわずかです。まだ控えている工事もあることですし、全てのお庭に全力を注いで行けたら良いなと思います。2019年も駆け抜けていきたいです!