近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

お出迎えをするための準備

作成者: 松本 友香里|2021年9月30日

こんにちは。

紫式部の実が色づいていますね。秋がどんどん深まっていくのを感じます。秋は夏の色と違って少し落ち着いた色味になっていきますよね。暖かみのある赤色や橙色が増えるのに比例して感傷的な雰囲気が漂うのは何故なのでしょうか。涼しくなってきて過ごしやすくなりましたので、皆様もさまざまな秋をお楽しみください。

 

京都のホテル開業

先日から工事に入らせて頂いていたこちらのホテルがオープンいたしました。中庭の施工は現在も行われていますが、エントランス部分が完成したことで無事にお客様をお出迎えできます。

新たに積み直された石積みは控えめですが、窓の位置とぴったりで空間の奥行をより表現しています。手前の木々も位置を変えて窓を完全にお庭の奥に綺麗な空間があるという演出になっています。常緑の下草をメインに季節の山野草などを配植し、冬でも緑が足元には残り季節ごとには小さな花が咲いているという空間づくりを意識しました。

既存のお庭では活かしきれていなかった蹲も前に配置し直し、お客様をおもてなしする水景づくりができました。短期間での施工ではありましたが、しっかりと空間として綺麗に収まったので安心です。既存の植物も多く使用し、植物を簡単に捨てるような施工をしないよう心掛けて進めています。

まだ中庭の施工が残っていますので、最後までしっかりと美しい空間づくりを心がけて頑張っていきましょう!