近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

お庭づくり、佳境の段階へ

作成者: 松本 友香里|2019年10月31日

こんにちは。

園芸店やホームセンターに並んでいる花苗たちが冬のものへと変化してきましたね。色とりどりのビオラたちは寒い冬でもしっかりと可憐な花を咲かせてくれます。暖かい春になるまで、冬の景色にそっと彩りを添えてくれる健気な花ですよね。

寒い季節もこのビオラを見習って頑張っていきましょう!

 

最終段階へ

ずっとお庭の施工を追いかけているこちらの現場。いよいよ、“エクステリア近江庭園”に変化する時がやってきました。

こちらの玄関も石張りに目地入れが完了し、夕焼けに映えたお庭の様子がこちらです。もうすぐ植栽が入り、数奇屋門に扉を取り付けます。緑が入ってくるとどんな風になるのか、想像するととても楽しみになってきますよね。

こちらの作業が終了しているということで、いよいよ外構周りを作業しているのですが、今回は普段と一味違う商材を使用しているので“エクステリア近江庭園”としての腕が鳴っているのではないでしょうか。

まずこちらは家の側面です。家の側面は鎧張りになっていて綺麗なのですが、どうしても室外機を隠したいというお施主様のご要望を併せまして、感覚を少し広めに取った低い木塀を施しました。鎧張りも透けて見えますし、室外機の存在感も薄れて均一な木材が続いていく感じがとても綺麗です。

こちらは別の日に撮影した塀です。家の雰囲気を損なうことなく、外観を守っています。

こちらは石張りの奥に設けた半外のスペースを作っているところです。こちらの木塀は高く作っていくのですが、こちらは生活スペースの一つにもなるため遮蔽性を高くするというのが目的になっています。

木塀で囲われた中にもうひとつの駆体があるのが見えますでしょうか?こちらの中にはサンルームのような役割になるスペースを設けます。これが結構難しく、メーカーさんに相談しながら製作してもらったものですので組み立ても一苦労です。

エクステリア商材に徐々に慣れてきた私たちですが、まだまだ製品は沢山あり一口にエクステリアと言えどこちらもまた広い世界なのだな、と感じてしまいました。

ですが、こうして屋根がつき、どんどん出来上がっていくのを見ていると、完成まで着実に近づいているのがわかり楽しみな気持ちが膨らみます。このスペースがどんな風に活用して頂けて、どのようにお庭の中で存在していくのか、それを考えるのがとても楽しいんですよね。

この外構スペースが完成したら、もうあとは全体の仕上げまで駆け抜けるのみなので皆さんも一緒に完成を見届けて頂けるよう、ブログでお伝えしていけたらと思います。

それでは!