近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

お庭づくりもいよいよ大詰め

作成者: 松本 友香里|2018年10月25日

こんにちは。

会社の庭の木々もだんだんと色付いてグラデーションが美しくなっています。

秋といえば赤色のイメージがありますが、この季節になるとあたたかみのある色が溢れてくるような気がします。日増しに寒くなりますが視覚はほっこりしていますね。🍁😃

さて、近江庭園では現在いくつかのお庭の工事に入らせて頂いていることは何回かブログでご紹介していますが、その中の工事がいよいよ最終段階に入ってきており、職人一同気を引き締めて作業をしているところです。

 

何回かブログでもご紹介しているこの京都の現場もその一つです。

ご覧ください、こちらの立派な杉皮塀を。

前回の記事で最後に載せた写真に写っていた大きな基礎ブロックはこちらの塀を作るためのものでした。

かなり高く、少々圧迫感があるように感じますが、目隠しの役割もあるのでこのくらい堂々としている方が塀も塀らしいのではないかな?と思います。

家側から見るとこのような感じです。

あたかも最初からここにあるように感じる塀ですね。

実はこちらのお庭、本日植栽工事に入りほとんど完成となります。

(まだ細々としたことは残っていますが)

このブログを書いているいまは木曜日なので、どんな仕上がりになるのかを想像しながら楽しみにしているところです。

このような可愛らしい山野草を使用したり、苔生した感じのお庭になる予定です!

日本のお庭の良いところを集めた、楚々としているけれど美しい空間を目指して、頑張りたいです。

 

ちなみに、こちらの現場にある灯篭ですが、なんと干支が彫られているのです。

石工職人さんの腕が光る作品で、このようなところにも注目のお庭です。