近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

お手入れの日々

作成者: 松本 友香里|2019年12月5日

こんにちは。

どこの木々を見ても秋冬の装いで、ついつい足を止めて眺めてしまいますよね。落葉樹はこれから葉が落ち、常緑樹も活動がすこし落ち着いてきますね。緑が少なくなってくる頃ですが、植物の変化のある風景を見せてくれる時期でもあるので今年はどんな冬になるのか楽しみです。

 

冬の剪定

山茶花が咲いているのがよくみられる季節になりました。

夏は剪定のお客様が多い時期なのですが、冬も同様に剪定のお客様が増えます。夏とは違ったお庭の姿を見ることができるのでとても勉強になるのですが、冬と夏では剪定の方法も異なるので、そういったところも勉強になります。

こちらは会社のガレージの横に植わっているアカマツです。線の細い姿が印象的ですが、柔らかい曲線が美しい松です。冬の松は古葉を手繰るだけでもとても美しくなります。こちらの松も古くなった葉を取り除いたものですが、とても見違えた仕上がりになりました。(ビフォーアフターの写真がなくてすみません)

こちらの松はクロマツですが、こちらも綺麗に仕上がっていますよね。枝の重なりに注意しながら、春の芽出しに向けての準備をしていきます。冬の剪定は春に向けての準備です。美しく、新しい緑がまた春に見られますように、と思いながらハサミを入れさせて頂いています。

すっきりとして気持ちが良いですね。

これで無事にお客様も清々しい気持ちで年越しを迎えることができるのではないでしょうか?そしてまた春がやってきて元気なお庭になりますように、そんな気持ちで、これから年末までのお手入れの仕事を頑張っていきたいと思います。