近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

こだわりの詰まったお庭づくり

作成者: 松本 友香里|2021年4月15日

こんにちは。

さまざまな植物の葉が開いて、お庭に木陰が出来てきた方も多いのではないでしょうか。あたりを見渡すと、お庭の樹木や草花が生き生きとしているように感じます。鮮やかな花が咲いている様子に心が弾みますね。

 

こだわりの思いをお庭という形に

先日からスタートしている京都でのお庭づくりの現場があります。

こちらのお庭づくりは2019年から長い時間をかけ話し合いを重ねてきたお庭づくりで、満を持して着工になった現場であります。お施主様と私たちのこだわり、技、そして思いの詰まっているお庭づくりです。

材料選びから部分的な意匠まで細かく打ち合わせを重ね、作業を開始してからは2週間ほど経ち、段々と形が見えてきたように思います。

厚みのある立派な石材です。据えるのは大変な作業ですが、ぴたりと収まっているのでとても気持ちが良いですね。

またこちらは主庭のほかに中庭もあり、こちらもお庭づくりをさせて頂いております。こちらの中庭もお施主様のこだわりが詰まっており、窓の位置や使用している陶板など、お庭の意匠ひとつひとつが意味のある構成になっていて調和のとれた空間になっています。

まだお庭づくりは序盤ですので、これからどんどん形になっていくのが楽しみです。自然の素材を使用して思いを表現することの難しさはありますが、お庭という自然に近い空間の中だからこそ生まれてくるありのままの思いを大切にできるお庭づくりを目指したいです。

お施主様のこだわり、設計のこだわり、そして職人たちのこだわりの詰まったお庭になること間違いなしですので、素敵なお庭になるよう一生懸命作業していきたいと思います。