近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

ついに完成へ向けて

作成者: 松本 友香里|2020年11月1日

こんにちは。

日に日に昼間の時間が短くなっているのを感じています。もうすぐ立冬ということもあり、寒さが本格化してきましたね。近江庭園の中庭のコナラの木は毎日どんぐりを落とし、屋根に当たる音が事務所で仕事をしていると聞こえてきます。木の実が落ちることを「木の実時雨」(このみしぐれ)というそうです。この時期に降る雨のことを時雨と言いますが、木の実が落ちる音も雨に例えているのが面白いですよね。

 

2期工事が始まる

先日オープンを迎えた、こちらの森をつくるプロジェクト、再び工事が始まりました。

今回は店舗周りではなく、駐車場やバックヤード周辺の造園工事です。現在お店の駐車場は常に満車状態で、お客様が沢山訪れてくださっています。2期工事が終われば、駐車場が現在より拡張され、より多くのお客様がいらっしゃれるようになりますので、私たちも早く工事をしてしまいたい気持ちがあります。

駐車場の舗装が始まる前に縁石と石積みの下側だけでも仕上げておかなければなりません。

再び石積みの日々が始まります。前回のように縁石と石積みで全体の空間の雰囲気を統一させていきます。縁石を据えるのも石積みも職人たちはもうお手の物で、作業がとてもスムーズです。これだけの期間ずっと石に触れていたら石の扱いもだいぶ慣れてきたのではないでしょうか?

2期工事は11月の中旬には終了し、今度は完全な完成を迎えます。工事は始まったばかりですが、残り僅かな時間しかないというタイトなスケジュールです。焦らず、滑らかに作業できるよう気を引き締めていきましょう!