こんにちは。
雪柳が沢山咲いていますね。白い穂が首をもたげているようにさらっと咲いているものもあれば、まるで雪がそこだけ積もっているように一面真っ白な生垣に遭遇したりもします。春の雪が見られるのは今のこの季節だけでしょうか。桜の淡いピンク色と雪のように真っ白な雪柳がとても美しい、一瞬の邂逅を楽しみましょう。
前回お送りした練習の風景からまだ日は浅いですが、選手たちは定期的に練習を重ねています。今回はデッキを製作する課題を行いました。他の業種の技能五輪選手を育てているその道のプロの方にお越し頂き、練習は進んでいきます。
鋸や道具の使い方から指導を受けて、より正確で素早い技術を身に着けられるよう訓練していきます。道具の使い方を学ぶことは本番の仕上がりを左右します。中でも、木工などの製作物は寸分の狂いが大きな減点の対象となりますので、細かいところまで精密さにこだわって仕上げていかなければなりません。墨付けの位置ひとつの小さな誤差で最終的には大きなズレになってしまうこともあるのです。
普段からそういった細かい仕上りを、造園工事ではあまり追いかけることはありません。樹木や石は自然の素材なので、既製品のように同じものが無いのは当たり前だからです。ですが、そんなことも言ってられないのが世界大会なのです。
より正確に、より綺麗に、そういった心がけで仕上げていくことに慣れていかなければなりません。そういった考え方も含めてしっかりと技術を叩き込まれていきます。
そして製作したのがこちらのデッキです。曲線も綺麗に仕上がっていますね。これからこういった練習を更に重ねていき、作業に慣れていかなければなりません。習うより慣れよ、とも言いますが、習って慣れろ、が正しいと思います。習って教わったことをきちんと自分のものにするために沢山練習を重ねていくことが大切ですね。
まだまだ時間があるようで刻々と近づいてくる大会。時間のある限り一生懸命取り組んでいけるよう、会社や個人としても沢山のサポートだできるよう動いていきたいと思います。