こんにちは。
朝晩すっきりとした空気の日が増えましたね。日が落ちる時間も本当に早くなって、帰る頃には暗く夜の長い季節になりました。日中のわずかな日差しが恋しい季節ですが、この恋しい気持ちが寒い季節の良さだとも思います。季節の変わり目ですので体調には気を付けてお過ごしください。
先日より進めているこちらの現場もいよいよ構造物が出来上がってきて、形が仕上がってきました。大きな古御影の階段に庵治石の石貼り、店頭に大きな石積みを配置。近江庭園の持つさまざまな技術を使ってこの現場を仕上げています。
建物の前にどんとインパクトのある石積みが鎮座します。手前に石が置いてあるので根石の具合などが見づらいのですが、やはり石積みの重厚感は他の素材では真似できない特別さがありますね。建物の中も古道具や古建具を使用してモダンと歴史が調和した空間になっておりますので、入口の庭部分から何か一味違うぞ、と思って頂くには十分な効果があるのではないでしょうか。
奥に控えている古御影の階段も渋い味わいです。厚み20㎝以上、長さは2m以上ある大きな材を使用しています。コンパネの置いてある部分には三和土仕上げを施し、土の質感を残したまま仕上げていきます。自然の素材を大切に、お庭を見た方が少しでもこの場所に引き込まれていくような空間に仕上がるよう、残り僅かな作業ですが、このまま頑張っていきたいと思います!