近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

完成まであと少し

作成者: 松本 友香里|2019年1月17日

こんにちは。

街中にある椿の花が多く綻び始めていますね。

冬は葉も花も少ない時期ですので、この時期の椿の花が咲く様子は寒々しい景色を彩ってくれます。

さて、何度もこちらのブログでもご紹介しているこちらの現場、いよいよ完成が間近となってまいりました。

やはり緑が入ってくると空間の雰囲気や質が一気に向上するような気がします。幾何学的な石のアプローチとそこを囲む緩やかなカーブの洗い出し面、そしてシダや下草で作る自然な動きが全て良い空間を作り上げていくために繋がっている気がします。

洗い出しの部分に椅子やテーブルが置かれ、お客様がここでお食事をするスペースになっていくそうです。

最後の完成まで気を抜かず作業していきたいですね。

奥庭のクリスマスローズもひっそりと美しく咲いていました。

私たちの目指す庭造りの中にはさまざまな思いがありますが、まずは「お客様の毎日を特別に」という思いが一番にあります。

こちらに訪れて頂いたお客様に、特別な時間を提供できるお手伝いが私たちの造ったお庭を通してできたらこれ以上嬉しいことは無いと感じます。

小さな庭でもお客様の日常に少しでも潤いを与えられるよう、植物と共に生きていくということの意味を考えていきたいと思います。残りの工事、ラストスパートも頑張ります!