近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

屋上のお庭

作成者: 松本 友香里|2019年5月19日

こんにちは。

日差しが日々強くなり、太陽の下の作業では汗をかくようになってきました。

照りつける日差しはとても眩しく痛いくらいなのですが、木陰の中から覗く日差しはとても穏やかで、空気が涼しげな緑に染まっていく感じが初夏の爽やかさを思わせます。

 

こちらの上の写真と同じお客様のところにはもう一つお庭があります。

それがこの屋上。お庭というよりはナーサリーのような感じかもしれませんが、四季折々、様々な植物が育てられています。五山送り火で有名な如意ヶ嶽の見える見晴らしと風通しの良い場所です。(下の写真は如意ヶ嶽ではなく左大文字山)

今回はこちらの屋上の寒冷紗の取り付けと自動散水装置の最終段階作業です。こちらのお庭、風通し、日当たりは最高なのですが、なにせずっと直射日光が当たりますので夏は暑すぎるのです。

寒冷紗をブラインドのように紐で開け閉めできるように滑車を取り付け、開閉をスムーズに行えるようにしました。試行錯誤の末、納得いく形にはなったのですが、なかなか普段やらないような作業のためとても頭を使いました。(笑)

気がつけば夕方に…。

色々な改良を重ね、植物にとっても、お客様にとっても使いやすいようにはなったのではないでしょうか。いろんな工夫を施しています。

造園屋と言えど、私たちはお庭造りだけでなくお庭に関することなら基本的にはなんでもします。お客様とお庭がより良い関係でいられるように、私たちにできることをさせて頂いております。

緑と共に暮らすということをもっと沢山の人たちが出来るように、私たちの仕事がお庭とお客様を繋ぐ橋のような役割になったらと思います。

 

屋上の下に広がる緑の世界に癒されます…。

本格的な夏の訪れまであと少し、暑さに気をつけて邁進していきたいと思います!