こんにちは。
北の方ではもう既に霜が降り始めているところもあるのではないでしょうか。「星霜」「露霜」「歳霜」など、綺麗な言葉が多い霜、これらの言葉は全て歳月を表しています。霜が降り始めたのを見ると、今年も寒い冬がやってきた、と昔も今も人は思うのかもしれません。
こちらの写真は苔が綺麗に保ってくれているとある現場の写真です。苔も植物も冬の霜や冷たい風に負けず元気に春を迎えてほしいものです。
近江庭園のお庭も既に50年という時が経過しておりますが、今尚造った当時のような樹木たちがしっかりとこの土地に息づいています。
幹が太くなりすぎず、樹形を乱さず、常に美しい風景を私たちに届けてくれています。
この風景を保つためには、私たちの日々のお手入れが欠かせませんよね。
この時期は個人邸の剪定のご依頼がグッと増える時期です。やはり年末にかけてお庭も冬支度をしていくのでしょうか。
私たちは様々なお庭に日々出会っていますが、1つとして同じものが無いというのも魅力ですし、そこから生まれるお客様との会話もこの仕事をしていてとても楽しいと感じる時間の1つでもあります。
ここ最近、私はお手入れの現場に入っておりまして、お客様との会話の中から違う視点で学ぶことや、先輩たちの剪定の方法などを見て技術を盗んでいくことができるので、お庭造りも大切な仕事ですが、それと同様にお手入れの仕事も大切なのだと実感しています。
そしてお手入れの仕事は綺麗にやった分だけ結果がすぐに一目瞭然なので気持ちが良いですよね!
私たちが丁寧に手をかけたお庭たちがこれから何十年もの歳月を越えてお客様や色んな方々に愛されて行ったら良いなと思います。