近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

思い描いた景色に

作成者: 松本 友香里|2020年2月20日

こんにちは。

とあるお店の前でミモザが元気よく咲いていました。元気な黄色とふわふわとした花がとても可愛らしく、なんだか元気をもらったように思います。

ミモザも咲き始めたら本格的に春の兆しですね。暖かな季節まではあと少しです。

 

もうすぐ完成のお庭

私たちが年明けから入らせて頂いているこちらの工事がもうすぐ完成します。

前回ブログでご覧いただいた時よりも下草などが豊富になり、より空間に緑が増えていきました。

枝の隙間から垣間見える景色が、当初何もなかった頃からは想像できないほど変化しています。土がむき出しだった場所も石や植物のおかげで空間が見違えました。

こちらは着工前の写真ですが、同じ雪見灯篭とは思えないですよね。前の風景も渋みと滋味があり、このお庭の歴史を感じさせるようでよかったのかもしれませんが、園路を新しくし、お客様のこと優先して考えたらやはり今の空間になった方が良かったと思います。

お客様の歩きやすさに加え、お庭を楽しみながら歩ける工夫も凝らされ、どこから見ても綺麗に整備されたお庭を楽しんでいただけるようになりました。反面、管理に手間がかかるのかもしれませんが、そこは私たちの腕の見せ所です。お庭の完成時が1番綺麗な状態なのではなく、植物の変化と共に美しさも更新されていくお庭づくり、お手入れを目指していかなければなりませんよね。

もうまもなく、こちらの工事も完了致します。

私たちが思い描いていた空間により近づくために、最後まで気を抜かずに取り組んでいきたいですね。

現在着工している別工事の模様もまたお送り致しますので、そちらもどうぞお楽しみに!