近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

成長する庭は美しい

作成者: 松本 友香里|2018年12月6日

こんにちは。

今年の紅葉はこの夏の酷暑のため、葉が焦げてしまいあまり綺麗でないところが多いと言われていますが、お客様のお庭ではとても美しいお庭の景色を楽しめることが多いこの頃です。

前回のブログでもお話ししたかと思いますが、私はいま年末に向けてお庭のお手入れの仕事に行かせて頂いております。その中でも今週は近江庭園が過去に作庭したお客様のお庭に行かせて頂きました。

西宮のあるお客様のお庭です。こちらは建築の雰囲気と庭の雰囲気がよく調和していて、デッキの配色や外に置かれたソファとの色の合わせが、秋に最高のマッチングになるような気がします。

春にひょこっと花が咲くように粋な計らいも忘れずに、新たに植物も…

またこちらは京都のとある現場です。こちらも去年の夏に庭造りさせて頂いたお庭です。

植えたばかりの頃と比べると、タマリュウも茂り、しっかりとした緑の絨毯になってくれています。

去年の夏に植栽したばかりの頃と比べると、植物たちも成長し、その建築と庭の雰囲気にどんどん溶け込んでいっているような気がします。西宮のお庭もそうなのですが、植物が成長し、お庭が時間を経れば経るほど、より味わい深く変化していきました。

近江庭園の庭は造って終わりなのではなく、ずっと成長を楽しんでいけるお庭です。ある時期だけ美しいのではなく、絶え間なく変化し、どの瞬間も美しいのです。

季節で変わる庭の表情を、これからもお客様と共に見つめていければ良いなあと感じた今週の仕事でした。

余談ですが、何枚かの写真はもう一人のブログの執筆者である平木が撮影したものです。

写真が綺麗でほれぼれしますね。

私ももっとお庭を綺麗にカメラに収められるようになりたいものです。