近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

戻ってきた剪定作業

作成者: 松本 友香里|2020年9月27日

こんにちは。

秋雨が降るお天気です。森づくりプロジェクトで植えた樹木や下草たちにとってはとても良い雨です。暑い夏の時期を乗り越えた植物たちが少しでも潤ってくれたら良いと思います。

 

戻ってきた通常業務

森づくりの工事がようやくひと段落を迎え、私たちの仕事の内容もこの季節から多くなる剪定の現場が多くなってきました。

寒くなってきてから、お庭の景色がまた一段と変化してまいります。紅葉が始まり、落葉する樹木は冬枯れをして枝の線が美しい時期です。そんな時期から年末にかけては剪定のご依頼が増えてまいります。

夏の間にすっかりと勢いをつけて伸びた樹木をすっきりとさせていきます。

これからの季節は旺盛に伸びることはなくなりますので、植物たちがいったん落ち着いたころに丁寧に鋏を入れていきます。

それにしても松の後ろに控えるカシやモミジもすごく伸びていますね。普段植物は動いていないように振舞っていますが、こうして見ていると植物もものすごいスピードで成長しながら一年を駆け抜けているのだと実感します。

若手の多い近江庭園では、剪定の技術も日々先輩職人から吸収中です。松のお手入れは中でも難しいので、みんなまずは松以外の樹木の剪定から教わり、自分で剪定のコツを掴んでいきます。

こちらの家の前のヤマモモも今はこんもりとしていますが、若手の職人たちが自分の技を磨きながら剪定させて頂きました。

どうでしょうか?鋏を入れた樹木たちはすっきりとしてとても綺麗に見えますよね。切りすぎず、自然の形を忘れないよう慎重に鋏をいれていくために、日々職人たちは次の枝のことを考えながら鋏を握り木と対峙しています。

松の木や周りの樹木も見違えるように綺麗になりました。最初に掲載した写真と同じお庭には見えないほどです。

私たちの仕事はこういったお庭の維持管理が仕事内容の大きな一つです。毎年同じお庭に通わせて頂くと、変わった点や変わらない点がよくわかります。植物たの変化を見逃さずに、日ごろから注意していけたら良いですね。

早く私も剪定が一人前になるよう、精進していきます。