近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

明けまして御芽出度う御座います & 年末の一幕

作成者: 松本 友香里|2019年1月3日

こんにちは。明けましておめでとうございます!

皆さんはお正月いかがお過ごしでしょうか。こうしてまた新しい年が無事に迎えられ、ブログも変わらず読んで頂いていることが嬉しいです。

2018年の年末は最後の仕事として会社のお庭をこの通り綺麗に掃除することが出来ました。気持ちよく新年を迎える準備が出来てとても良かったと思います。さて、そんな近江庭園では年末の締め括りとして餅つき大会が行われることが恒例となっています。

この日は日中から雪がちらつき、12月に入ってからも一番寒かったように思います。

しかしそんな寒さは関係なく、蒸したもち米から立ち上る白い湯気は温かくとても良い香り。自然とおなかが空いてきます。

どこからともなく小さな餅つきガールズたちも現れ、場はとても和やかな雰囲気。お餅を丸める人たちも慣れた手つきです。

ところで皆さんは何故お正月に餅つきを行うのかご存知でしょうか。

日本に古来から伝わる稲作信仰があり、稲は神聖なものとされていました。お米は貴重で生命力の源になる食べ物とされていたのです。そんな貴重なお米は神様へのお供え物として扱われていました。

古来より、新年を司る「歳神様」という神様が元日にやってきて、新年の魂を授けてくれると考えられてきました。鏡餅はその歳神様が宿るご神体ということになります。

三種の神器に「八咫の鏡」があるように、鏡は神様の象徴でもあったため、丸い形をした昔の鏡を神聖なお餅で表すようになり、そのことが由来となって鏡餅と呼ぶようになったのです。

おなかも満たされ、すっかり夜になっていました。それでは宴も酣ですが…

 

何気なくしているお餅つきですが、日本人にとってとても大切な行事であり、人々の願いが込められた日本の伝統行事であるということにじんわりと感動した2018年会社最終日でした。

私もお正月のお餅を食べながら、自分と皆様が良い年を迎えられるよう願おうと思います。

それでは、本年も近江庭園をどうぞよろしくお願い致します!

 

近江庭園年末年始予定

仕事納め 平成30年12月28日(金)

仕事初め 平成31年1月8日(火)