近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

春のはじまりと、新しい工事と

作成者: 松本 友香里|2020年2月23日

こんにちは。

急に雪が降って寒いと感じていたら、既にご近所の現場では桜が咲いていて、植物たちも私たちと同様に右往左往する季節に戸惑っているのではないかと思います。

ですが、桜を見るととても穏やかで少し切ないような気持ちになるのは、私たちの心に染み付いているものなのでしょうか。人生において、桜の季節を見ることができるのは多くてもあと70回ほどしかないと思うと少ないような気がしますね。

 

一年越しのお庭づくりへ

流れの工事が終盤に差し掛かった頃、新しいお庭づくりの現場も始まっています。

こちらの現場は、私が営業の仕事の方も始めて間も無くにお会いしたお客様で、去年の同じ時期くらいからお打ち合わせを重ねてきたお客様のお庭です。

一年という期間あたためてきたお庭づくりですので、やっと工事が始まるというだけで既に感慨深いものがあります。

一度ご自宅を解体され、新たに建築をし、そこに私たちのお庭がつくられていきます。建築を含めた全体の空間を最後に整えていくのが、お庭の役目だと思います。建築と調和したより良い空間でお客様にお過ごし頂くために、職人一同しっかりと期待に応えて作業していかなければなりませんね。

私も早く自分の目でお庭がどのようになっているの確認したいのですが、職人たちの話を聞いたり、写真を見たりしていると着実に自分たちがあたためてきたお庭のイメージに近づいているようです。

とはいえ、まだこちらの工事は始まったばかり。これから職人たちと試行錯誤しながらより良いお庭をつくっていけるよう、精一杯取り組んでいきたいと思います。

細部までこだわりを持って、願いを叶える空間づくりをお届けしたいです。