近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

作り手冥利に尽きる

作成者: 松本 友香里|2019年4月14日

こんにちは。

暦の上では既に晩春、春ももう終わりに近付いているのですね。最近ようやく暖かくなってきたかと思ったら、もう既に春が終わっているなんて、季節の巡りは目紛しいですね。会社の近くでは桃の花が綺麗に咲いています。気温の変化などで体調を崩さないよう、どうかお気をつけてお過ごしください。

 

さて、私たちは以前入らせて頂いたお庭の追加の工事をしています。

お庭が完成してから約ひと月が経過していますが、ちらほらと若葉が見えはじめ、順調にお庭が育ってきているのがわかりますね。もっと芽が開いて、緑が濃くなっていくのが楽しみです。冬には見られなかった花木も花開き、枝垂れ桜は可憐な姿で私たちを迎えてくれました。

まだひと月しか経っていませんが、芽吹きや竹の色の変化、短い間にもお庭は変化し続けていました。時間が経つにつれてお庭は育まれていくべきものだと思っているので、こうして場に馴染んで、深まりが増していくところを見届けることができるのは作り手冥利に尽きると感じるのです。

こちらは、お庭とお客様が立入れる場所とを分ける境界の役割として枝折戸を付けることにしました。今回はこちらの施工をさせて頂きました。こちらの枝折戸はいつもお世話になっている竹屋さんにお願いして造って頂きました。完成したお庭の雰囲気を壊さない枝折戸でとても素敵です。

 

ちなみにこちらも先日ほぼほぼの完成を迎えたお庭です。

先日お施主様がご希望されていたベンチを置かせて頂きました。これで、お庭をのんびりと座りながら楽しんでいただけるかと思います!

とても素敵な仕上がりになったと自分たちでも思っております!お施主様、ご近所の皆様に愛されるお庭になっていってくれると嬉しいですね。

あまりにいい写真だったので沢山掲載してしまいましたが、皆さんにも楽しんで見て頂けたら幸いです😊

こちらのお庭も先程のお庭と同様、これからの成長を見届けられると幸せだなあと感じます。お客様と一緒にお庭を育てていけるようまだまだ私も色んな技術や知識を吸収していかなければなりませんね。四月ですし、初心を忘れず謙虚に頑張っていこうと思います!