近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

景色を借りる

作成者: 松本 友香里|2021年6月24日

こんにちは。

まだまだ不安定なお天気が続いていますね、先日は急な夕立があり雷が鳴っていたのですが、暫くするとスッと晴れ間が現れ琵琶湖に虹がかかりました。夕立などのあとには虹が架かり易いので、これから夏の夕立のあとには空を確認しなければなりませんね。

 

公園の緑を借景に

先日、工事がほぼ完成しているこちらのお庭に行ってきました。細かい作業もほぼ終えて、残すは最終の微調整のみとなっております。

長らく入らせて頂いた現場が完成となると感慨深いものがありますね。近江庭園とお客様の二人三脚で一進一退しながら少しずつ完成させていきました。納得のいく仕上りのお庭をご提供したいという思いで、スタッフたちは頭を日々フル回転させながらお庭づくりに取り組んでいたことと思います。

こちらのお庭はリビングから眺めると森の中にいるような風景になります。公園の大きな樹木の緑がお庭の背景となり、まるで樹木に囲まれているような眺めを演出しています。木々も沢山入っていますので、メンテナンスが非常に重要になるだろうと今から心構えを持っております。

公園の樹木の中にはサクラなどもあり、外からお借りしている景色も四季折々で一年を通して変化を楽しめます。お庭の外の景色も自分の空間に見せることが出来るというのはお庭の良いところの一つであると感じます。

さて、残すところこちらのお庭づくりもあと僅かです。ラストスパートのエンジンをかえて頑張りましょう!