近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

暮れの恒例仕事

作成者: 松本 友香里|2020年12月10日

こんにちは。

世間はいつの間にかもう師走を10日ほど過ぎ…、近江庭園でも毎日職人たちが走り回りながら年内の仕事を行っております。

気づけば紅葉はほとんどの葉を既に落とし、こちらでは紅葉のピークを終え、うら寂しい風景が訪れています。この冬の寂莫とした雰囲気が春をより待ち遠しくさせますよね。ですが、今は春を待つ気持ちよりも年内の仕事が終わるのかどうかの瀬戸際で急いた気持ちの方が大きいです。無事、師走を終えられますように…。

 

新年の準備

新年を迎えるために、今年も暮れに行う恒例の竹仕事を行いました。

井筒の蓋の編み替えや筧を青竹に変えていきます。今年は編むのが初めての職人が先輩に教わりながら挑戦しました。染縄を三本取りで編んでいくので後ろで紐がもつれて苦労していましたが、先輩がそれを解きながら、二人の作業を見守ります。

毎年この作業が始まるといよいよ冬だなあ、と感慨深くなりますね。

青竹のしゃんとした美しい姿が新年に向けての気持ちを引き締めてくれるような気がします。

敷き松葉の準備も行います。アカマツの葉を熱湯で消毒し、天日干ししているところです。虫や細菌を消毒して、お庭の植物に影響がないように配慮していきます。

苔の上にこの橙色の松葉が敷かれると、色のコントラストがとても美しく、また樹木の足元を温めているように見えますのでとても気持ちが穏やかになるような気がします。これも暮れならではの光景です。

こうして暮れの準備をしつつ、日常の業務もこなしていかなければなりませんので内情バタバタとしておりますが、皆様も健康に気を付けて一緒に12月を乗り切りましょうね。