近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

無事にひと段落

作成者: 松本 友香里|2021年2月14日

こんにちは。

立春を迎えてから、小鳥や虫がよく動き始めるようになったなと感じます。鳥が虫を探すために苔を剥がしてしまうので、それを修復してはまた剥がされて…といういたちごっこが始まっています。鳥が訪れるお庭というのはとても良いことなのですが、せっかく定着した苔を剥がされた時には落胆してしまうのが毎年の春の訪れです。

 

丁寧な作業を心がけて

先日からお伝えしているこちらの現場ですが、無事にひと段落し、残すは細かい作業のみとなりました。

初めて現場を持ってもらったので、段取りなどで苦労した点があったと思いますが、きちんと仕上がっているので私も安心しています。

下の地盤の関係で浮いている部分の調整をしっかりとしたら完成です。写真ではまだですが、既にフェンスもついており、見た目も綺麗になりました。傾斜がかなり厳しい場所でしたので、施工するのは難しかったと思います。

わからないながらも工夫しながら取り組んでいけたことは若手の職人にとっては勉強になったことが多かったと思います。これからも自らで試行錯誤する力をつけていってほしいと思います。

次回からはこちらのお庭のアプローチ改修工事についても書いていこうと思います。