こんにちは。
相変わらず晴れの日が続いていましたが、今日は少し雨が降りそうです。暑い日が続いていましたので、お水不足になっている草花も多いかと思います。そんな時の雨は植物にとっては美味しく感じられるのでしょう。植物にとって良い影響を与える雨のことを「甘雨(かんう)」と言います。乾いた植物にとって潤いを与えてくれる雨は美味しく甘いものです。私たちも暑い日は水分補給をしっかりして、体調を崩さないように気を付けて過ごしましょうね。
以前ご紹介したこちらのお庭もいよいよ下草が入り始め、お庭づくりも佳境に入っております。
中庭は苔が入り、足元が緑になりました。空間に緑が入るだけで、一層お庭らしさが高まりますし、石や樹木の素材が一見バラバラに見えていたものが緑によって調和してひとつの空間に見えるようになります。貼りたての苔は少し勢いが少なく見えますが、しっかりとお水の管理などをして頂けば厚みのある元気な苔になり、より自然で面白いお庭になっていくでしょう。
主庭の方は木々がもりもりと茂り、まるで森の中のようです。橋石がかけられている部分は流れを表しており、渓谷のような表情が見えているような気がします。奥の方は既に下草も入り、木々の間を埋めるように植物が溢れています。
家のすぐ外は当たり前の住宅街なのですが、こちらのお庭に一歩入り込むとまるで全く別の場所に来たかのような空間です。こちらの主庭にも苔が入り、下草もあと少し入れていきますが、どのように仕上げていくのか楽しみです。
ここまで木々や下草が入るとお水の管理も大変ですので、雨を待ちわびる気持ち半分、作業を進めたいので晴れの日でいて欲しい気持ち半分でスタッフも作業しているのではないかと思います。最後の仕上げまできっちり収めて美しいお庭づくりをしていきたいですね。