近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

眺め、憩いの場に

作成者: 松本 友香里|2020年9月10日

こんにちは。

草花たちがすっかり秋の様相です。朝晩が涼しくなってきて、風も爽やかになってまいりました。秋は空気が澄み始め、月がとても美しく見える季節ですよね。月に関する多くの言葉は美しい言葉が多い印象ですが、中でも秋の季語の「月露(げつろ)」という言葉は優しくロマンティックな語感があります。夜、葉に落ちた露に月の光が映っているかもしれません。

 

ようやくひと段落

涼しくなってきたと感じる今日この頃、作業が快適にできるような気候になってきて私たちは喜んでおります。そんな中でこちらの工事がようやくひと段落することができました。

芝生が入ったことによって広々とした空間と木が生い茂った森の空間の二つができました。

芝生の空間から急に雰囲気が変わらないように、芝生の端から奥に行くにかけて下草の種類にこだわり、緩やかに雰囲気が変わっていくように配植を行いました。ここを訪れたお客様が芝生の上を歩くことを想定して、下草の中に香りのあるものや見た目が柔らかいものなど、五感で楽しめる空間になっていると思います。

こちらはカフェスペースの前のお庭です。美味しいお菓子を森の中で食べられるピクニックのような楽しさが味わっていただければと思います。

夕方の写真なので少し辺りが暗いのですが、室内の暖色の照明が樹木にあたると雰囲気がとても良いですよね。今はまだ葉っぱが緑色をし森の中も青々としていますが、秋になり、冬になり、と季節を重ねるごとに紅葉をして冬枯れしていく森の変化が楽しみです。

お店はまだオープンまでに時間がありますが、私たちは次の段階に取り掛かっていかなければなりません。一息つけるのもつかの間、ここから先はオープンまでの時間を使って迅速かつ丁寧に仕上げていきます。

 

オープンしてからお客様がここで楽しんで頂けることを励みに最後まで頑張っていきたいと思います!

ひとまず、一段落。お疲れ様でした。