近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

石の庭をつくる

作成者: 松本 友香里|2021年3月4日

こんにちは。

早いもので、河津桜の花が咲き始めています。薄桃色の花を見ると春の麗らかな日差しなどが思い出されます。ソメイヨシノはまだ先ですが、満開の桜の花を見るのが今から楽しみですね。

写真は桜に似ていますが、サクランボの花です。

 

石の庭をつくる

先日お伝えしたブロック積みの現場は既存のブロックを解体し、フェンスを新設するためのブロックを積む作業をしています。

前回の工事で行ったブロック積みの経験を活かし、今回も前回の工事と同じ若い職人のチャレンジです。

ブロック積みを前回よりもより綺麗に仕上げられるようになる、ということは勿論目標としてありますが、今回は工事している箇所がちょうど応接間の裏手にあたり、窓からお庭が見える位置にあります。なので景石を使用して石の庭を作庭していこうという計画です。

細長い敷地に景石を配して、奥行きを持たせます。既存の石も使いつつ新たな石を配していくと、非常に滑らかな流れのあるお庭になりました。存在感がある手水鉢は元々こちらのお庭にあったもので、隅の方にあったものを活かせるように場所を動かしてもらい飛石を配して手水鉢の役割があるお庭にしています。

今はまだこれで完成ではないので全体像がイメージして頂きづらいと思いますが、これから綺麗に整えていきますので、後日その模様をお知らせしていけたらと思います。

ひとつひとつ丁寧に仕上げてよいお庭が出来るように頑張りましょう!