こんにちは。
「雨降花(あめふりばな)」と呼ばれる植物が沢山あるのをご存知でしょうか?ヒルガオやホタルブクロ、タニウツギなどは雨降花と呼ばれ、花を摘むと雨が降ると言われておりました。まだまだたくさんの種類がある雨降花ですが、「雨降花」を知っているだけで、梅雨の楽しみが一つ増えたような気がします。
先日ブログでお伝えしたこちらの東京のお庭、石積みを終え下草や飛石を配石し、生垣の足元がとても美しくなりました。石と植物、硬と柔のバランスがとても良い組み合わせです。石と植物が合わさることでお互いの素材の長所を引き出すことが出来ます。
カシの生垣の足元は緑が非常に薄かったので、下草を補って裏の壁が透けて見えるのをカバーしています。植栽も綺麗なのですが、天端の揃った石積みはやはり見ていて気持ちが良いものですね。石積みが入っただけでお庭の景色が一段と重厚感を増しました。既存で植えられていた梅の木も移植し、新たな雰囲気の空間へと生まれ変わっています。
元々あったお庭と建築の雰囲気を損なわず、より躍動感のある仕上がりにになったかと思います。
いつも言うことですが、お庭づくりはこの完成がゴールではありません。これから何年先もお客様とお庭が一緒に暮らすことをサポートしていくのが私たちのこれからの仕事です。つくった仕上りの満足感ですべてを終わりにしないで、次の季節へとどんどん進んでいくお庭づくりを、どこの現場のお庭づくりでもこころがけていけたらよいですね。