近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

秋の声が聞こえてきました

作成者: 松本 友香里|2019年8月25日

こんにちは。

現在は「処暑」という暦であり、暑さが落ち着いて来る頃です。「処」という漢字は元々落ち着くという意味を持った漢字なので、まだ残暑は厳しい日が続くでしょうが朝方や夜は次第にひんやりとしてきましたよね。

夜には秋の虫の鳴き声なども聞こえてきて、夏が次第に終わっていくのが寂しくもあります。

 

剪定の現場へ

例年、夏以降剪定のご依頼が増え、年末にかけてはずっとお庭のお手入れと工事が並行している状態になるのですが、今年もそんな様子で日々お庭に触れ合っています。

実は弊社の何人かは現在応援団としてロシアまで行っています!ご覧ください、この寛ぎぶり笑

またブログでロシア大会のことはご紹介できたらと思いますのでお楽しみに。

 

ということで、人数が一時的に少ない中ですが、私たちは日本でしっかり応援し会社で仕事をしながらお留守番です。そんな中で今回は剪定のお客様が多い週間でした。人数は少ないですが、しっかりと作業はこなしていきますよ。

先週は雨が多く、常に曇天の空模様といった感じでしたが、雨の降らない間にテキパキと優先順位を決めて作業をしていくのがとても重要です。

若い職人たちは先輩職人の剪定の方法を見て盗んで学んでいきます。私も最近一人で小さな木を剪定させてもらえるようになり、「上手になったね」と言われるととても嬉しくなります。どういう切り方で、どういう角度で、様々な方法を先輩たちから学んで吸収できる良い機会が剪定の現場では多くあります。

そうこうしているうちに雨は本降りになり、この日はみんな雨宿りをしながらの作業で少しいつもの作業とは異なる疲労感があったのではないでしょうか。

ですが、私にとってこの日は多くの剪定をさせてもらったので、学びの多い一日になりました。雨で作業が思うように進まない、と腐るのではなく、自分なりに雨の日の作業では何を得られるのかということを考えながら作業していこうと思いました。

綺麗になったお庭を見ると、こんな天候でもやりがいがあるというものですね。こんな雨が続くと、いよいよ夏が終わっていくなあと改めて感じるのでした。