こんにちは。
アセビの花が咲き始めました。鈴のような小さな花が沢山咲いています。早春に欠かせないお花の一つですが、可愛らしい見た目に反して、食べると馬がふらふらと酔った足取りになるようなほど強い毒があります。「馬酔木(アセビ)」という名前はそのことから由来するようです。
先日お伝えしたこちらの鐘楼のやり替えの現場が、どんどん進んでいます。
石積みは綺麗に積み直され新しくなりました。その横に階段と飛び石を据えていきます。土のままなので完成が想像しづらいかもしれませんが、とても綺麗になっています。
鐘楼の石積みが復元されていきます。現在、鐘楼自体は大工さんたちが綺麗に作っていますので、それを設置する時が今から楽しみです。その鐘楼も昔ながらの技術をもって作り直しをするのですが、中々そういったことが出来る大工さんが少なくなっており、いつかまた作り直しをする際にはこの技術が残っているのか心配になります。
造園業界も技術の継承がどんどん先細り、いずれ消えていく技術も多くなってくるでしょう。それを食い止めたいという思いを持って、私たちはお庭づくりに取り組むべきですし、新しいものを嫌がって古い慣習に取り残されない努力も必要です。
伝統は生きて流れるものです。古きを守りたいならばきちんと時代の流れに乗らなければなりません。現代にあったお庭づくりの中で私たちの守りたい技術を発揮していけるように、これからもお庭を見つめていけたら良いなと感じました。