近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

雨の多い夏

作成者: 松本 友香里|2021年8月19日

こんにちは。

雨続きの休暇を過ごしました。皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?思うように外出の出来ないご時世ですがそれを後押しするかのように豪雨が降り、完全に身動きのできない夏休みとなりましたね。近隣では土砂災害も起こっていたようで、皆様がご無事でいらっしゃれば何よりと思います。

 

雨の功名

雨続きで気分も塞ぎがちになりやすく湿気も多いため、人によっては体調を崩しやすいかと思います。

しかし、植物たちにとってはやはり恵みの雨。以前に施工させて頂いたお庭の植物たちはもりもりと成長し、緑の密度が一層濃くなっていました。夏に咲く花々も雨に打たれながらも元気に咲いているのを見て生命力を感じました。

こちらのお庭も夏の暑さに苔が負けることなくよく育っています。夏でも青い苔というのは美しいですね。これも雨が多く常に潤っていたおかげだと思います。

植物を育てるうえでまず大切なのは灌水です。自然の雨のように、植物に優しい水やりを心がけることで植物はすくすく育っていきます。夏によく水不足で枯れてしまった植物を見かけますが、葉の先まで水分が行き渡っている植物を見るとそのお庭の手入れをされている方に感服致します。

雨で外に出れない日があるとやっぱり気分が落ちますけど、潤う植物を見て少しでも明るい気分になっていければと思います。