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橘始黄 たちばなはじめてきばむ

作成者: 寺下 真司|2019年12月3日

12月に入り、今年もあと1ヶ月。

毎年この季節になると本当に1年という時間があっという間にすぎることを実感します。
過ぎ去った時間の中で何をしていたのか。。。とふと思うこともあります。

12月に入るとぐっと、冷え込みが進み、本格的な冬に入ったという感じがしますね。

暦の上では、橘というミカン科の常緑樹が実を黄色く色づく季節とされ、小雪の最後の季節として、橘始黄(たちばなはじめてきばむ)と呼ばれます。

残念ながら橘そのものはないのですが、弊社の周りに黄色く実を色づかせているミカン・柚子などの柑橘系の樹木があります。

 

 

誰が何かをしたわけではないのに、その時期がくると、葉が紅葉したり、今回の実を色づかせたりと、
自然が告げる季節の変化は非常に不思議なものだとつくづく感じます。

そして今の時代は様々なもので日々の生活を楽しむことができますが、何もなかった時代にはこういった季節の変化を暮らしの中に取り入れることで、日々を楽しんでいたんだなと思うと、忙しい毎日で忘れているものは本当にたくさんあるのだろうなと思います。

お庭づくりを通して、日々の変化が私たちのお客様の暮らしを少しでも豊かにできたらうれしいです。

 

 

ちなみに大津市苗鹿は柚子がたくさん植えられていることから、約10年前に柚子の里という看板を設置させていただりしました。自分が書いた10年前の記事を読むと少し恥ずかしくなります。