みなさん、今日は7つのポイントのうちの4つ目のポイント 平面の地割りです。
お庭の空間というのは真上から見た平面的デザイン(計画)と、部屋から窓越しにお庭を眺める様な立面的デザイン(計画)が複合されたものです。いわゆる三次元空間です。
前者の平面的デザインのうちの骨格(ベース)となるのが“地割り”“です。
★アルストロメリア 別名・・・百合水仙(ユリズイセン)、インカの百合、夢百合草(ユメユリソウ)
学名・・・Alstroemeria spp.
花期・・・5月〜11月
草丈・・・30㎝〜1m
家に裏に咲いているのを見つけました。
地割りは、辞書で調べると土地を割り振ることとあります。お庭でいうと、
・芝生を張るエリアはこの辺りでこの形でこの広さにしましょう。
・草花を植えるエリアは・・・、
・化粧砂利を敷き均(なら)すエリアは・・・、
・お茶をする石張りテラスは・・・、
というふうに、お庭の各アイテムの位置、大きさ、形を決めてお庭に中で輪郭線を引く作業です。
前回のブログで、つくりたいお庭のイメージを固めることをお話ししましたので、これをどう組みあわせて、輪郭線をどんな風に引くかによって、お庭の雰囲気は色々と変わります。
シンプルな例でお話ししましょう。
この3つで地割りしてみます。
① ②
①は、直線で構成されていて、固い感じで変化がありませんが、いたってシンプルでカッコイイ感じとも感じられます。
②は、曲線で構成されていて、やさしくやわらかい感じで、変化があり、流れとリズムを感じます。
どちらが好みかは、その人の主観で選んでいいのですが、実際に2通りのお庭があったとして、そのお庭の中に立ったときに、目を引くのは②のほうです。①に比べてインパクトがあり、興味をわかせてくれて、楽しい感じがして、和むことでしょう。
まったく同じ材料を使い、構成も同じでも線形が違うと印象がずいぶん変わります。
③ ④
③は、②を発展させたデザインです。
②はふわっとした感じではありますが、左右対称(シンメトリー)なので安定感があります。それに対して③は、左右非対称で②のデザインのバランスを崩したものです。さらに、“動き”が感じられ躍動感があります。
④は③のデザインを直線で構成したものです。同じように動きがあり、躍動感もあります。違いはシャープさを感じるところです。固い感じはありますが、キリッとしていて締まった感じがあります。
平面的な輪郭線のデザインの違いで、雰囲気やイメージ、訴えるものが変わります。
①〜④のどれが優れているということではありませんが、これを頭の隅に覚えておいていただいて、皆さんが目指すお庭、好みのお庭、人に披露したいお庭のお庭造りの参考にしてください。
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