ガーデニングの意欲を削いでいく夏の暑さ。
こんな季節には水生植物を育ててみてはいかがでしょうか。
水の中で育つ水生植物を眺めていれば、涼を感じれること間違いなしです。
今回は夏を乗り切るのにもってこいの、涼しげな気分にしてくれる水生植物たちを紹介していきます。
本州の中部以北~北海道、北半球の温帯に自生するトクサの仲間です。
草丈は20~80cm程度に成長します。
和モダンな雰囲気のある植物で、苔玉や水盤に飾って室内でも楽しめます。
水面に浮かぶ葉と花が涼やかで美しい植物です。
ハスと同じくらい人気のある夏の花の代名詞でもあります。
小型のヒメスイレンも流通しているので、気軽に水鉢で育てることができます。
南アメリカ原産の水草の一種です。
葉柄が丸く膨らんだ浮き袋になって水面に浮かぶのが特徴です。
夏になると花茎を伸ばし淡紫色の花を咲かせます。
本州~九州、ユーラシア大陸の温帯地域に広く自生しています。
初夏~夏の間に黄色い花を咲かせ、花弁の縁がフリルの様な糸状になっているのが特徴です。
葉はハート形で水面に浮かび、若葉は食用になります。
湖沼や水路に自生するガマの仲間で、最大で2m程に成長します。
花穂が特徴的なので、切り花などにも使われます。
マダガスカル原産のカヤツリグサの仲間です。
葉は退化し、葉のように見える苞が茎の頂部で傘のように広がるのが特徴です。
寄せ植えなどにも活躍する、アジアンな雰囲気の涼やかな植物です。
北海道などの寒地の湿原に自生するカヤツリグサの仲間です。
草丈は10~20cm程度と小さく、花後には白い綿毛をつけるのが特徴です。
北アメリカ南東部原産で、シューティングスターという名でも流通しています。
頂部の白く色づいている部分は苞で、白い鷺のように見える為名付けられました。
草丈は30~60cm程度に成長します。
以上、暑い夏を涼やかにしてくれる植物たちを紹介してきました。
記事・・・飛田亮