近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

京の露地、緑陰と苔の潤い

作成者: 平木 雄一朗|2017年4月25日

ここ一週間で、滋賀や京都は新緑が生え出し、
どこを見ても、木々は黄緑が美しく、とても癒やされます。

さて、メンテナンスをさせて頂いております、
京都の露地庭。

こちらの椛も、葉が開いてまいりました。

先週とは違い緑陰がうまれ、
乾燥気味だった苔は、しっとりと潤いが感じられます。

この日は、会長と現状視察。

どこの木を、どの様に診て育てるか。。
贅沢で学び多き、有難い時間です。

春になると、やはり土中の虫も活発になり、
それを狙う鳥たちも、苔をくちばしで突き、荒らしがちです。

少しでも抑制するため、ネットを掛け、
苔の育成の阻害にならない様、覆っていきます。

散りはじめた桜も、風情が有り露地と相まって美しいですが、
花弁を一枚づつ掃除しなければいけない露地では、苦笑いする春かもしれません。。。笑