こんにちは。
雨が多くて太陽が恋しくなるような寒さの季節がやってきましたね。
蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)と言われるように、
戸口に響く虫の声が、落ち着いた秋の情景を思い起こさせますね。
この写真は、近江庭園が緑化はちおうじフェアに出展したお庭の写真です。
実は今週の火・水曜日に、東京の八王子までこのお庭の撤去に行っていました。
作庭してからひと月以上経っていましたが、苔も石積みも美しく、
後ろにある桜の落ち葉の赤黄橙色が苔の緑によく映えて自然の美しさを演出していました。
石積みの存在感を引き立てる山野草たちは控えめですが、
控えめながらもそれぞれの場所で役割があるようにしっかりと咲いています。
近江庭園の造る庭がどこを目指しているのか、ということを考えさせるようなお庭だと感じました。
私は解体作業だけの参加だったのですが、解体しながらも「どのように石を積んでいるのか」「石の配置の仕方は」そんなことを自分なりに考えながらの作業が出来たので勉強になったと感じています。
他の造園会社さんの造るお庭も見学しましたが、それぞれの会社の味がありそれもとても良い刺激になりました。
何より嬉しかったのが、毎朝会場の公園に歩きに来ているという方から
「毎朝見るのが楽しみでした、ありがとう」
と言っていただけたことでした。
私が直接携わったのは解体だけでしたが、
これからもそんな風に言っていただけるお庭を造っていくために
頑張っていこうと気が引き締まりました。
『大切なことを教えてくれる庭』
とても良い刺激になった充実の二日間でした。😊