近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

ウツクシマツ

作成者: 寺下 真司|2010年7月31日

今日は滋賀県湖南市での研修に行ってまいりました。

ズバリ内容は、ウツクシマツ!

みなさんご存知でしょうか。

このウツクシマツ、国の天然記念物にも指定されており、湖南市平松というところでは、
このウツクシマツが約200本ほど自生しているところがあります。

ウツクシマツとは、アカマツと同じような木なのですが、樹形が異なり、また最近の研究により、
アカマツの劣性遺伝によってできることから、別の名前で区別されています。

赤松の樹形は、地面から一本の幹が天に向かって伸びていくのが通常ですが、
このウツクシマツは下の写真のように、地面から何本もの幹がでて(株立ち)育っていきます。

下の写真は、10m以上もある大きなウツクシマツです。

昔の人は、このウツクシマツを、

「男松(黒松)にあらず、女松(赤松)にあらず、これ神木なり」

というほど、御神木として守られています。

場所は少しわかりにくいですが、ぜひ一度いってみてください。

http://www.biwako-visitors.jp/search/spot.php?id=1695