近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

腕前と腕

作成者: 寺下 真司|2009年8月28日

このたび、ある雑誌で弊社を取り上げていただくこととなりまして、昨日取材がありました!!
今からどんな風に掲載されるのか、非常に楽しみです!

さて、その中の会話で、出たお話です。

よく技術のある職人さんなどに対して、

・腕がいいとか、

・腕前がいいとか、

よく使いますが、この二つの言葉、実は違う深い意味にとることができるってご存知ですか。

まず

「腕」という言葉。

この場合、腕=技術です。

となると、

「腕前」は、「腕」の前。

= 技術の前。

技術以前の時点でよい、つまり、人間として良いということを伝えるために、

「腕前がいい」とつかわれるようです。おもしろいですね!

次に板前。

なぜ板前かというと、まな「板」の前で仕事をするから板前と言います。
(少し前の意味合いは違いますが・・・)

よく考えると、人に対しての言葉で、「男前」「一人前」など「前」がつく言葉が結構ありますね。