近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

灌水・水撒き・お水やりについて

作成者: 寺下 真司|2013年8月19日

今年は以上なぐらい暑いですね。

ただ、暑い暑い暑いといっていても、
よけーに暑くなるだけなので、やめておきます。
この季節になると以下のような、お問い合わせいただきます。
Q. 水やりっていつ、どれぐらいしたらよいの???
A.  太陽が沈み、涼しくなった時間に、たっぷり水をあげてください。
Q. なぜ朝・昼間はだめなの?
A.  朝は朝でも朝日が昇ったぐらいであればよいのですが、
  この時期、人が活動を開始する7時・8時ごろには、太陽も高く、カンカン照りの状態です。
  そうなってしまうと、水が太陽の熱に暖められ、お湯となってしまうため、
  植物にとってはよくないのです。
  また昼間やった水は、太陽の日差しを受け暑くなった石により、
  お湯になります。
  夏の水道からの最初の水はほとんどお湯に近いため、
  水やりをする際には最初の水(お湯)を捨ててからの水やりをおすすめします。
Q.  水やりはしているけど、葉が茶色い。なぜ?
A. 特に葉が薄い、モミジなどの落葉樹です。一部マツなども茶色くなります。
   葉が薄い樹木は太陽の強い日差しに焼けやすく、茶色くなりやすいのです。
   そんなときは、夕方に水やりをしていただく際に、葉っぱにも水をかけてください。
   そうすることで、直接葉っぱが水を吸い込み、茶色くなりにくくなります。
   私たちはこれを、「葉水をやる」と言っています。
このようなちょっとしことに対する、
不明な点でもお気軽にご相談ください。