2019/02/04

お客様視点の庭づくりを

こんにちは。

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先週は雪が降ったり、氷雨が降り指先が凍ってしまいそうな寒さに見舞われたりと、滋賀県ではまだまだ寒さが続きそうな毎日です。

家に帰ってあたたかいご飯が本当においしい季節ですね。天ぷらの写真は先日弊社で行った新年会の時のお料理です。

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お料理のお味が美味しかったのもさることながら、お庭も見ごたえがあったので思ったことを少し書かせて頂きます。

こちらのお店の店内に入るまでのアプローチがお店の雰囲気の導入部分になりしっかりとお店の「このテイストでいく!」という考え方を見せるような造りになっていると思い、その部分にとても引き込まれました。

この細く続く露地のようなアプローチにお客さんは入ってみたいという気持ちを擽られるのではないでしょうか。

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店内の窓から見える月見型手水鉢や、竹、シダ、カシ、苔といった常に緑のある植物を使うことで一年中空間の雰囲気を維持できる設計になっているのかなと考えたりもしました。

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ご飯を頂いた部屋の窓から見えたお庭も照明の加減や植栽の配置、こちらも全面が窓でしたが、部屋の調度品やお料理などを引き立てるようさりげないお庭だと思いました。ですが、手を掛けていないわけではなく非常に丁度よくお客様の目に入ってくるように設計されていると感じます。

 

弊社でもホテルや結婚式場、またはお菓子屋といったお客様が多く出入りするところのお庭を造らせて頂けることがございます。その際の私たちは造る側の立場としてお客様のためにどんなお庭にするか、どんな配置が良いのかという意見を出し造り上げていきますが、そのホテルやお店の目指す雰囲気や持っているポリシーなどを深く理解し、もっと寄り添える造り方をできる場面がまだまだ沢山あると感じます。

こういった他のお店やお庭に出会った時に、自分たちの仕事の可能性や伸び代に気付くことができ、心新たにまた仕事に向き合えますね。

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お庭を造らせて頂いたお客様やそこに出入りしている人たちに、私たちの造ったお庭がどんな風に感じていただけているのかとても気になる今日この頃です。

投稿者: 松本 友香里

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