2020/11/13

つづく ミナペルホネン/皆川明

こんにちは。

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家でも暖房をつけ始めるほど寒くなってきました。冷たい風が痛いほどの日もありますが、動いていると丁度よく体が温まる日もあり、体温調節が難しいです。皆様も風邪など召されませんようお気をつけてお過ごしください。

 

久しぶりの美術館へ

先日の休日に兵庫県立美術館で開催されていた「ミナペルホネン/皆川明 つづく」を鑑賞しに行ってきました。(現在展示は終了しております)

ミナペルホネンのテキスタイルが素敵だと思い、京都のお店にも足を運んだことがありましたので、今回の展覧会をとても楽しみにしておりました。

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海が近くにある綺麗な美術館でした。事前予約で時間指定のあるチケットでしたので、人の流れもスムーズで展示をゆっくりじっくりと見ることができました。

*写真撮影OKの部分の写真です。

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会場に入ってすぐのクッションの壁と展示室の洋服たちには圧倒されました。数々の洋服たちと印象的なテキスタイルの作品が並び、手の込んだ刺繍やデザインの細かさに感心するばかりでした。植物や動物のモチーフなどが多く、私たちお庭に携わる者にとっても馴染のある植物がテキスタイルとして仕上がっており、また植物の魅力が違う形で発見できました。

ひとつの生地に込められた植物や動物の柔らかく美しい姿には安心感があります。

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ミナペルホネンの洋服は、長い間大切に着られるように作られています。着ていくうちに表の生地が擦り切れても、裏地の新しい色が出てくるようになっていたり、刺繍をしている部分をあえて隠し、いつかそこに刺繍されているものが見られる日が来るように考えられていたり、そこには作り手である皆川さんの「つづく」ということを大切に思う姿勢があるように思います。

ファストファッションのように安く流行を追いやすい服もあれば、少し高価でも長く着られる服もあります。「つづく」という姿勢は、続いていく私たちの人生の中でミナペルホネンの服が私たちの人生の隣で続いていけば良いという皆川さんの思いなのかなとも思います。

 

これは私たちのお庭づくりにも通じる考え方だと思います。私たちのつくるお庭も、ずっと続くお客さまの人生や生活を彩るために傍らで続いていくものです。私たちのつくるお庭も誰かに大切に思ってもらうことが出来たらそれ以上は無いと思います。

非常に刺激になった休日でした。またこれからも色々なものに触れ、自分の感性を高めてお庭づくりに生かしていけたら良いと思います。

投稿者: 松本 友香里

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