こんにちは。
とうとう関西が梅雨入りし、先日は琵琶湖に雷が落ちるような大荒れの日が続きました。私たち人間にとっては過ごしづらい梅雨の時期ですが、植物たちにとっては、日照り続きの乾燥していた環境を脱し恵みの雨に喜んでいることでしょう。
雨の日だからこその楽しみを見つけていきたいですね。
わんちゃんも楽しめるように
先日からお伝えしているこちらの工事がやっと完成を迎えることができました。連日土砂降りの最終週でしたが、びしょ濡れになりつつも下草や細かい仕上げを行っていきました。
今回はワンちゃんの入る可能性のあるお庭部分には芝生を使用し、下草も万が一食べてしまった時に毒があっては困るのでいつもの植栽で使用している植物もよく調べてから使っています。(改めて調べてみると、食べたら毒になる植物というのは結構存在するんだな…と再認識)
植物が茂った時のことを想像しながら植えていきます。
ロータリー部分も非常に美しくなり、工事に入り始めた当初とはまるで変っているので、写真を見返すととても驚きます。車寄せの建築とロータリーのカラーアスファルト、そして近江庭園の石積みが非常にマッチしていると思います。
砂利や芝生を綺麗に敷設し、整った印象になりました。エントランスに繋がるメインのお庭はワンちゃんも喜ぶ開放的な芝生のお庭に。食堂から見える小さな中庭は苔を使用ししっとりした落ち着きのあるお庭に仕上がりました。ひとつの旅館の中でも色んな表情のお庭があります。旅館を訪れるお客様やワンちゃんが様々いらっしゃるようにお庭の表情もそれぞれ違い、そのどれかがお客様に気に入っていただければとても嬉しく思います。
お庭を楽しむのはヒトだけではなく、動物も同じく楽しめるような空間をつくっていくことが出来たら、お庭の可能性はどんどん広がっていくのだな、と学びを得た現場でした。
次のお庭づくりでも学びを得ながら、さまざまなお庭の可能性を探っていけたら良いなと思います。