紅葉が見頃を迎える、平日の京都。
平日とは思えぬ人の多さ。。
ライトアップされた、木々をスマホで写真に収める人々。
カメラからスマホに変わったその光景は、
なんだか現代模様そのものだと感じる。
人々は何を思い、小雨降る激寒の夜の京都に来るのだろうか。。
・紅葉を愛でるため。
・ライトアップをたのしむため。
・普段に無い庭の異空間を体感するため。
・庭に、非現実を求めているため。
・デートするため。
・SNSに良い写真を載せるため。。
想定できることは、もはや無限大である。。
目的や内容はどうであれ、、
真っ赤に燃えるようなモミジを見に、
人々は、庭を求めているのはたしか。。
ことしの夏の暑さで、どこのモミジも一部でカリカリの葉が目立つ印象です。
皆が、思いおもいに庭に向かってスマホで収めるなか、
だれも見向きもしない、襖の絵。
ライトアップに照らされたモミジもいいけど、
近くをもっとよく目を凝らせば、細部にも、うつくしさが宿っている。
せっかく足を運んだのだから、
うわべだけでなく、細部まで、うつくしさを体現できるようになれば、
もっと楽しいだろうなぁと、感じた夜でした。