こんにちは。
本日で8月も最後ですね。今年は盛夏と呼ばれる様な季節がとりわけ短かったようにも感じました。これから、秋・冬とまた季節が移ろいそして夏に戻っていくのですね。当たり前の営みのように思いますが、昨今の環境問題や異常気象のことを思うと、こうして四季が楽しめることの有難さや私たちが自然と共にあるために出来ることは何なのか、考えなければなりません。
岐阜県のお庭
以前より、お話が進んでいた工事がやっと着工し完了いたしました。お待たせしてしまった期間が長かったので申し訳なかったのですが、岐阜県の山奥、見晴らしの良い場所に近江庭園のお庭が完成いたしました。
山頂にほど近い場所に位置する傾斜地の別荘。こちらのお庭に景石を据えて改修を行っていきます。
傾斜地であること、そもそも山奥なので石材の搬入も困難なこと、山の天気は変わりやすいこと、など沢山のクリアすべき課題がありましたが、今回無事に施工を終え、植栽、整地と新しいお庭に生まれ変わらせることができたようです。(残念ながら私は作業に参加できませんでしたが)
全景の写真をあげられなくてすみません。ですが、土がむき出しだった土地と比べますと、改修後のお庭はひとつの物語性のある空間にできたのではないかと思います。この景石たちにも謂れがあり、その石自体にも紡いできた歴史がありました。
その石たちがまた新たな場所でお庭の一員として場が与えられることがとても嬉しく、こういったことができるのは造園の面白い部分ではないかと思います。
これからこのお庭のある場所は長い冬に向かってどんどん寒くなっていきます。また季節の良い頃に、訪れることができたら良いと思います。
また今週からは森づくりに戻っていきます!残暑が続きますが頑張っていきましょう。