2020/03/23

桃色の石張り

こんにちは。

P1030898

バラの蕾がふっくらとして、いつ開くのか待ち遠しい日々です。春分の日は、春のお彼岸のお中日です。極楽浄土は西の彼方にあると言われ、春分の日には太陽が真西に沈んでいくので、極楽浄土に最も近づけると昔の人は思っていたのだとか。

春に一斉に動き出す植物や咲き誇る花々を見ていたら極楽浄土を感じてしまうのも理解できるような気がします。

 

石張りで空間づくり

先日より進んでいるこちらの現場ですが、とうとう石積みが完成し、現在は次の工程へと移っております。

石積みでお庭全体のアウトラインが形成されお庭の形がくっきりと現れましたので、その中に今度はお客様が入って頂くための空間をつくっていきます。前回のブログでも途中の状態をご覧いただきましたが、乱張りのフロアと建築の前に方形の石張りをしてフロアをつくります。

IMG_3653

IMG_3644

IMG_3640

先輩職人の話を聞き、手元(サポート)をしながら技術を学んでいきます。一枚の高さや位置が違うと全ての石が少しずつズレてきてししまうので、一枚一枚寸分の狂いが出ないように慎重に作業していきます。

IMG_3667

薄く桃色の石が綺麗ですね!派手すぎず、淡い色合いなので建築の雰囲気の邪魔になることもなく、お客様が安心して歩いていただける園路になっています。

IMG_3617-1

IMG_3099

乱張りも目地を施し、一つのフロアができました。土の部分には植栽が入るのですが、今回の植栽の雰囲気はいつも近江庭園が行なっているような苔や山野草は全く使用しない予定ですので雰囲気がガラリと変わっていくのではないかと思います。(冒頭の写真のバラはこちらの現場で使用します!)

さて、いよいよ終盤に差し掛かってきたこちらの現場、最後まで気を抜かずに取り組んでいきましょう!

IMG_3672

 

投稿者: 松本 友香里

おすすめ記事

新着記事

アーカイブ