近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

竹を切り出し、それぞれの役割へ。

作成者: 平木 雄一朗|2018年11月20日

ある朝、竹を調達にやまへ行ってきました。
ご依頼のイメージと、竹の表情をみて、切り出します。




まずは、熊手の柄を長くしたい!とのご要望。
既製品よりも倍以上の柄を取り付け、立ちながら、掃除ができる仕様です。





続いて、近々、茶事とのことで、
筧の新調です。簡単そうな作りですが、丸に抜くのは、案外手間がかかる作業です。笑



続けて、塵箸づくり。
こちらも、茶事用で、庭先の飾りつけに用います。



あとは、先日、鑑賞してきた、
ミホミュージアムの、百の手すさび展。

あの展示で紹介されていた方法で、
筒と茶杓を、切り出しから、造形してみました。。。






処女作にしては、いいかんじではないでしょうか。。
はたして、これで掬えるのやら。。。笑

なんにせよ、つくることはたのしいです。
芸術の秋、茶杓づくりもいいかんじではないでしょうか。。